文字や数値の縦方向の位置は、デフォルト(最初の状態)では「上下中央揃え」になっています。
セルの高さが大きい場合は、文字や数値の位置を「上揃え」「下揃え」から選択することもできます。
ここでは、「上揃え」にする操作について説明します。
※セルの高さが小さくても設定はできますが、区別はつきません。

Youtubeの動画もあります。
この状態から始めます

この通りに操作してください
1. | 上揃えにする範囲をドラッグします。 |
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2. | [ホーム]タブの[配置]グループの[上揃え]![]() |
![]() | |
→ | 選択した範囲が上揃えになります。 |
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こうなりました

こんなことに気をつけてください
- 「上揃え」は、セル内のテキストやデータをセルの上端に揃える機能です。複数行の文字や、高さのあるセルを使っている場合に効果的です。
- 複数のセルをまとめて選択する場合は、ドラッグまたは[Ctrl]キーを使います。離れたセルを同時に設定する場合は[Ctrl]キー、連続した範囲は[Shift]キーを使うと効率的です。
- セル範囲を選択する際は、不要なセルまで選ばないように注意しましょう。余分な選択があると、意図しないセルまで書式が適用されてしまいます。
- セルの高さが狭すぎる場合は、上揃えにしても見た目に変化がないように見えることがあります。その際は、行の高さを調整してください。
- セルを結合している場合は、「上揃え」は結合後のセル全体に適用されます。意図しない表示になることもあるため、結合セルは慎重に使いましょう。
- Excelのセルでは「縦方向(上・中央・下)」と「横方向(左・中央・右)」の配置を別々に設定できます。今回の「上揃え」は縦方向の整列です。
- セルが空白の場合でも「上揃え」は適用されますが、見た目には変化がありません。内容が入力されて初めて効果が確認できます。
- 文字が縦方向に中央揃えや下揃えになっている場合は、上揃えに変更すると見た目の印象が変わるため、資料のレイアウトとのバランスに注意してください。
- 変更後、整列状態を確認して必要に応じて再調整しましょう。特に印刷やPDF化する場合は、揃え方ひとつで視認性が大きく変わります。印刷する場合は、事前に印刷プレビューで確認する習慣をつけてください。
- 「上揃え」は読みやすいですが、印刷やプレゼン資料では「中央揃え」のほうがバランスが良い場合があります。状況に応じて使い分けましょう。