大きな表で右や下のデータを表示すると、項目名が見えなくなってしまい、何のデータかわからなくなることがあります。
この場合には、項目名の行と列を固定すると、データだけがスクロールし、どの項目であるか常に表示されるようになります。
この操作を「ウィンドウ枠の固定」といいます。

Youtubeの動画もあります。
この状態から始めます

この通りに操作してください
1. | ウィンドウ枠を固定するセル(ここではC4)をクリックします。 |
※ | ウィンドウ枠を固定するセルとは、動いていい範囲(データ)の左上端のセルです。 |
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2. | 最上行の[表示]をクリックします。 |
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→ | リボンが[表示]タブに変わります。 |
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3. | [ウィンドウ枠の固定]![]() |
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→ | [ウィンドウ枠の固定]メニューが表示されます。 |
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4. | [ウィンドウ枠の固定(F)]をクリックします。 |
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→ | セルC4でウィンドウ枠が固定されます。 |
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5. | 上下左右にスクロールし、ウィンドウ枠が固定されたことを確認します。 |
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※ | ウィンドウ枠が固定され、常に項目名が表示されるようになっています。ウィンドウ枠が固定されると、固定された位置(行と列)に細い実線が表示されます。 |
こんなことに気をつけてください
- ウィンドウ枠を固定するセルとは、「動かさずに常に表示しておきたい行や列のすぐ下・すぐ右」のセルを指します。例えば、1~3行目とA~B列を固定したい場合は、セルC4を選択します。
- 固定されるのは「選択したセルの上の行」と「左の列」です。セルを間違えると、意図しない場所が固定されるので注意しましょう。
- ウィンドウ枠が固定されると、固定された行・列の境界に細い黒線が表示されます。
- 大量のデータを扱うシートでは、見出し行や固定列があると非常に便利です。
- ウィンドウ枠の固定はシート単位の設定です。別のシートには適用されません。
- ウィンドウ枠の固定は画面表示上の設定です。印刷時には影響しませんので、印刷用の設定とは別に管理しましょう。
- ウィンドウ枠の固定を使う場面の例は次のとおりです。
大量のデータが縦横に並んでいて、列名・行見出しを常に確認したいとき
会計・販売管理・勤怠表などで、月・部署・氏名などの見出しを固定したいとき
縦長の表で、合計行が上にある場合など特殊なケースで固定したいとき(例:最上部に「合計」行を固定する)